LDLとは

LDLとは低比重リポタンパク質のことです。 リポタンパクは4種類あり、そのうちコレステロールを主に運んでいるのが LDLとHDLとよばれる高比重リポタンパクです。
2つのリポタンパクは正反対の働きをしていて、 体の隅々の血管壁にたまったコレステロールを肝臓に運ぶのがHDLの役割で、 LDLは肝臓のコレステロールを体の隅々に運ぶ役割をしています。
LDLは、末梢組織に細胞膜や生理活性物質の材料を送るという 大事な働きをしているのですが、これが多過ぎると血管壁の細胞内に蓄積して、 動脈硬化、血栓症(心筋梗塞、脳梗塞など)を合併し易くなります。
LDLコレステロールが増えると、動脈硬化を促進する傾向になるため、 LDLは一般的に悪玉コレステロールと呼ばれています。 それとは対照的にHDLコレステロールは、体の余分なコレステロールを 肝臓に運び、動脈硬化の防止につながるため善玉コレステロールと呼ばれています。
2007年4月から脂質異常の診断基準が変わりました。 それまでは、高脂血症の診断基準値は総コレステロール値が220mg/dl 以上でしたが、脂質異常の診断基準値はLDLコレステロール値が140mg/dl以上と なりました。
また名称も高脂血症から脂質異常と呼ぶようになりました。 高コレステロール血症の場合、食事療法と薬物療法をしても、 十分に血中コレステロール値を低下させることは難しいとされています。 このような人を対象に、食事療法や薬物療法に加えて、 LDLコレステロールを低下させようというのがLDLアフェレーシスで、 薬物療法では得られないコレステロール低下作用のあることが分かっています。
アフェレーシスとは、血液中から不必要な成分を取り除いて、 浄化した血液を再び体内に戻すことです。
LDLアフェレーシス療法は腕などの静脈から血液をゆっくり取り出し、 血液の液状成分である血漿を血漿分離器で、
赤血球や白血球などの血球成分と血漿とに分けます。
分離された血漿を悪玉コレステロールを吸着する吸着器に導き、 悪玉コレステロールを除去します。
吸着器通過後の血漿は、血球成分と合流させ体内に戻します。
治療中も治療後もほとんど副作用がない治療方法です。

LDLを下げる方法

LDLを下げる方法は食事療法、薬物療法、アフェレーシスという 治療法などがあります。
LDLコレステロールの吸収を抑えるには、 コレステロールを多く含む食品である、卵、うなぎ、イカ、レバー、バターなどを
体内に入れすぎない工夫が必要です。
食べる場合は食物ステロールを含む食品である納豆や黒豆、大豆食品を 一緒に摂ると良いそうです。
また、これにセサミンが豊富なすりゴマを加えると効果が倍増するようです。
普段の食事に、水溶性食物繊維を加えるのも良いとされています。
水溶性食物繊維を含む食品には、ラッキョウ、コンニャク、オクラ、 ゴボウ、サツマイモなどがあります。
血中にLDLコレステロールを増やさない食品にはナッツ類があります。
特にアーモンドは良いそうです。