19世紀中ごろに出版社が扱った「しかけ絵本」の数々、歴史の中で進化を遂げ、現在の形になりました。紙の魔術師と呼ばれるロバート・サブタの世界展で紹介された代表作「不思議の国のアリス」や堀米けんじの「パコと魔法の絵本」など夢のある絵本を紹介。
私が子供のころに、「飛び出す絵本」というのがありました。
おそらく今で言う「しかけ絵本」のひとつだったと思います。
しかけ絵本の歴史ですが、19世紀中頃から出版社によって
扱われるようになりました。
本でありながら、紙という素材を使った様々な「しかけ」があるのが、
この「しかけ絵本」の特質です。
読みすすめながら、その情景をリアルに再現できるのが、
しかけ絵本の最大の特徴だと思います。
子どもから大人まで触り動かして、しかけ絵本を楽しんだのです。
紙の魔術師と言われるロバート・サブタの世界展が開かれましたが、
本当に絵本かと思うほど、お話の場面が生き生きと飛び出してきます。
「不思議の国のアリス」「オズの魔法使い」など夢のある絵本に
仕上がっています。
映画で上映中の「パコと魔法の絵本」もしかけ絵本として出版されています。
ガマ王子とザリガニ魔人の対決が、目の前で繰り広げられていきます。
絵本の中に思わず引き込まれ、自分もその場にいるような錯覚さえ覚えます。
最近はしかけ絵本の作り方教室も開催されているようです。
19世紀中頃から出版社によって出された「しかけ絵本」は
世界中で愛されています。
しかけ絵本の作り方教室では、いろいろなキットを使って、
子供の誕生日向けのオリジナル絵本を作ったり、上級者になると、
自作のストーリーの絵本を作ったりされています。
先ほども紹介したロバート・サブタの絵本の世界展では、
人の背丈を越えるほどの大きなしかけ絵本や、童話だけでなく
恐竜やスターウォーズなどのSFものに至るまで、
しかけ絵本の中に再現されています。
中でも「不思議の国のアリス」はおすすめの一冊です。
主人公のアリスが体験する不思議な出来事を、自分もリアルに
体験できることの驚きと素晴らしさは、ぜひ体験していただきたいと
思います。
また映画になった「パコと魔法の絵本」もおすすめです。
色彩の美しさと迫力満点の場面は、子供から大人まで本当に
満足できると思います。
歴史の中で読む本から見る絵本へ、そして体験する絵本へと進化を遂げていった
「しかけ絵本」の世界です。
私自身もたくさんの「しかけ絵本」と出会いたいと思っています。